2013年8月から家族となった、メイです。

 犬の保護団体 Lab&Peace から譲渡していただいた子です。

 前の飼い主が亡くなったため、しばらくの間、食うや食わずの状態で、
皮膚はボロボロ、体はガリガリでした。

 飼われていたのは4頭で、うち2頭はすでに息絶えていて、メイと姉の
ローラが、5月、一緒に保護されました。
ローラもメイと同じように、皮膚、体共、悲惨な状態でした。

 縁あって、犬の保護団体 Lab&Peace を知ることとなり、そこでメイ、
ローラと出会いました。この頃には、皮膚の状態もすっかり良くなっていて、
健康も回復していました。


 今まで、動物の保護団体のことは、耳にすることはありましたが、
実際に知ってみると、大変驚くことや、感心することが多くありました。
保護団体もいろいろあって、一概に同じようには語れませんが、ここで
 Lab&Peace について私が感じたことを紹介させてください。

   捨てられたり、飼育放棄された犬は、保健所あるいは、動物収容
  センターに入れられます。
  動物収容センターに入れられた犬は、引き取り手がない限り悲しい
  運命が待っています。

   Lab&Peaceはこのような子たちを引き出しますが、収容された子
  たちをすべて引き出すわけにも行かず、泣く泣く残してこなければ
  ならないこともたびたびだそうです。

   そこからレスキューされた子は、仮親さんのお宅で譲渡されるまで
  過ごします。

   収容される子たちは、ほとんどが予防注射の接種など、健康管理は
  されておらず、メイやローラのようにボロボロになっている子たちも多
  いのです。

   団体では、これらの子に、いま持っている傷病の治療はもとより、
  法定の予防注射、ワクチンの接種、避妊手術などを受けさせます。
  そして、躾けなどの教育も並行して行われます。

   医療費など、譲渡までにかかった費用は、里親さんが決まったとき
  にお支払いを受けるようですが、非常に安く、実際はこれだけでは
  とても賄いきれていないのではないかと思います。
  それに、メイやローラのような皮膚に病気を持っているような子は、
  2日に一回のシャンプーは欠かせません。
  大型犬のシャンプーはものすごく大変です。それも複数頭。
  仮親さんはほとんど複数頭を預かっています。それは少しでも多くの
  子を助けたいから。

   そのほかに、仮親さんを助ける方たちがいます。たとえば、仮親さん
  の負担を減らすために、短期間この子達を預かる方たち。シャンプーを
  手伝ってくださる方たち。病院ヘ行くときや、里親さんが決まって届け
  に行くときの車や、運転の手伝いなど。また、この子たちに着るものを
  作ってくださったり、薬や、食べ物を送ってくださったり。

   これらすべてボランティアで、こんなに大変な活動を行っている方
  たちには、本当に頭が下がります。

   こんなに多くの力を使っているにもかかわらず、助けられる命は
  わずかです。

   この子たちの目を見てください。捨てた人間を恨みもせず、まだ、
  信頼しようとしている。健気じゃありませんか。

   ボランティアの皆さんのおかげで、メイの皮膚はすっかり完治して、
  元気に飛び跳ねるまでになっています。
   譲渡を受けて、初めて診てもらった病院では、当時の写真を見て、
  「良くここまでになりましたね」と驚いていました。

   仮親さん、そしてメイを助けていただいた皆さんにはただ、ただ、
  感謝です。

   また、姉犬のローラにも赤い糸が結ばれるように祈っています。


 保護犬に興味を持たれた方は、是非 Lab&Peace のホームページを
訪れてみてください。

 今後、メイの素晴らしい性格を紹介していきますので、よろしくお願いし
ます。

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